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執筆者の写真自分塾 室長 北岸

都立入試 最終応募倍率

都立入試の取下げ再提出後の最終応募倍率が発表されています。

Wもぎの新教育 School Guide Web さんからは コチラ

Vもぎの進学研究会さんからは コチラ

東京都教育委員会は コチラ


取下げ再提出によって高すぎた倍率はやや低くなり、低すぎた倍率はやや高くなったかと思われます。



今回は、最終応募倍率の数字を見るときに注意が必要な2点について書こうと思います。

①棄権率(受験率)

②男女緩和枠の存在


①棄権率(受験率)について


私立高校の一般入試、併願入試の結果や、今回の倍率の発表を受けて都立高校の入試を取りやめる人もわずかながら存在します。そういった動きを反映するものとして、

Wもぎの新教育さんの表では、推定棄権率が、Vもぎの進学研究会さんの表では過去受験率が書かれています。

現在の応募が100人で推定棄権率が4%であれば、4人が棄権し、96人が実際に受験するだろうということです。受験率が96%の場合も同様です。

つまり、今の応募倍率よりもほんのわずかながら実質倍率は下がるということです。


②男女緩和枠の存在


今年度は、男女緩和枠をすべての高校で実施し、そして、その枠が前年の1割から2割へと拡大されています。そのため男女の倍率の差はいつもよりも小さくなるはずです。都教委が公表している資料(令和4年度1割のときのもの)も貼っておきます。緩和枠1割の去年の例


緩和枠2割:募集人員が男子100名、女子100名、計200名の場合

[1] 募集人員の各8割に相当する、男子上位80名、女子上位80名を合格者とします。

[2] 残り2割に相当する40名の合格枠は男女を問わず、残りの受験者全員から上位40名を合格者とします。


よって 40名の枠については男女の枠関係なく、勝負することになります。

場合によっては、男子の合格が80名、女子の合格が120名ということも起こりえます。

受験者層の学力や倍率に大きな差がある場合は注意が必要です。


Vもぎの表はこれを反映した受験者と合格者の推定数値になっていると思われます。


男子だけや女子だけの片方の倍率に大きな差がある高校を受験する際は倍率の見方に注意しましょう。


そして、倍率に気持ちを左右されることなく、残りの1週間を勉強に打ち込んでください。








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